根本的な五十肩の治し方!3つの時期にあわせた対処が大切

こんにちわ!治療家一筋13年、整体院院長の小村です。

「服を脱ぐ時に肩が痛くて上がらない」「ブラジャーのホックが止められない」「夜に肩がうずいて寝られない」こんな肩の痛みは何なのでしょうか?

病院に行くと「五十肩ですね」と言われるかもしれません。ちなみに『四十肩』も、呼び方が違うだけで同じものです。

さてそんな五十肩ですが、実は時期と状態によって少し症状が異なり、時期と状態に合わせた治療や対処をする事が必要です。

そこで今回は、『五十肩の最適な治し方はどういうものなのか?』を中心にお話ししていきます。

実際に五十肩で治療中の方はもちろん、五十肩なんじゃないかと思っている方もぜひ参考にして下さい。

1五十肩の症状の出方

まずは五十肩はどういった症状が出るのかみていきましょう。

1-1時期によって症状が違う

一言で五十肩といっても、時期によって少し症状が変わってきます。

時期というのは発症してから治癒するまでの期間で、

  • 急性期
  • 拘縮期(慢性期)
  • 回復期

この様に、大きく分けて3つの期間にわけられます。

1-1-1急性期

五十肩になりたてで、発症から1~3ヶ月ぐらいがこの時期です。

最初の痛みの出方は、いきなり痛みが出て動きにくくなる場合もあれば、腕のだるさから始まりジワジワと痛みが増してくる場合もあります。

また肩を強く打ったりした外傷がきっかけになる事もあります。

この時期の代表的な症状としては、

  • 寝ている時も痛みがあり寝られない(夜間痛)
  • 著しく肩の動きが悪くなる
  • 肩を動かそうとするときつい痛みが出る

この様な症状が出る事が多く、五十肩の方にとって一番つらい時期です。

また症状がきつい方は、じっとしてても痛みが続いたり、熱を持ったような痛みが出る事もあります。

1-1-2拘縮期(慢性期)

痛みや動かしにくさを感じてから4~6ヶ月ぐらいが拘縮期になります。

この時期は急性期程のきつい痛みはある程度治まってくることが多いですが、

  • 肩を動かすと痛みが出る
  • 急性期より肩が動かしにくくなる

この様に動きにくさが出る事が特徴です。

1-1-3回復期

急性期と拘縮期を過ぎてから、6ヶ月から2年ぐらいがこの時期になります。

この時期は痛みや動きにくさも回復してきて、快方に向かっていく時期です。

1-2五十肩と間違えやすい痛み

この様に五十肩は、時期によって症状は少し違ってきますが、基本的には肩を動かしたときに痛みが出るものです。

そこで1つ気を付けたいのは、『腱板損傷』という同じように肩を動かしたときの痛みが出る症状がある事です。

これは、肩の関節を支持したり動かしたりする重要な筋肉が損傷又は断裂する症状で、急性期と同じような症状になる事があるので、見極める必要があります。

見極め方は大きく分けて2つです。

  1. 自分では腕があげられないが、他人に持ち上げてもらうと耳の横あたりまであがる。
  2. 痛い方の腕を横に90~120度まであげた状態を自分の力で保持できない

この2つがどちらも陽性の場合は、腱板損傷の可能性が高いので必ず整形外科を受診するようにしてください。

2五十肩は時期に合わせた治療方法を

「五十肩は放っておいても治る」と言われる方は多いようですが、実はそんなことはありません。

確かに放っておいてもこれまでお話ししたような経過をたどって痛みは無くなります。

しかし、時間がかかる(長ければ1~2年)事が多いですし、動きの悪さが残ってしまう事がほとんどです。

ですから痛みだけでなく動きの悪さもしっかり改善していく為には、時期に合わせた方法でしっかりアプローチしていく事が大切です。

ではどういったアプローチをしていったらいいのか、時期ごとに見ていきましょう。

2-1急性期

この時期は基本的に痛みが激しく、炎症がありじっとしていても痛みがある事も少なくありません。

五十肩の方にとって一番つらいのがこの時期です。

ご自分でできる対処としては、無理には動かさず痛みの出る動きはできるだけ避ける様にしましょう。

整体や鍼灸によって、施術直後は痛みがましになる事はありますが、時間がたつとまた疼いたり痛みが出る事がほとんどです。

ですからこの時期の痛みに対しては、整形外科で処方される痛み止めを飲むことが最も有効な手段ではないでしょうか。

ですが痛み止めはあくまで『その場の痛み』を止めるものであり、『痛みが止まったから治っている訳ではない』事を覚えておいてください。

またこの時期は寝ていても痛みが出る『夜間痛』もある事が多いです。

夜間痛がある方は下の写真の様に、丸めたバスタオルやクッションなどを痛い側の方の下に入れて寝るようにしてみて下さい。

この様にすると寝ている間の痛みがましになる事が多いです。

2-2拘縮期

この時期になると、じっとしていても痛みがあるようなつらい状態からはある程度解放されますが、肩の関節の動きにくさが進行してきます。

肩の動きにくさを残さない為にも、この時期からしっかりとした対処をしていく事が大切です。

急性期はあまり無理して動かさない様にお話ししましたが、ここからは無理のない範囲で動かしていきましょう。

しかし無理のない範囲といっても、自分の判断でストレッチや運動をしてしまうと逆に痛みがぶり返してしまう危険性もあります。

ですので、整形外科や整体院・鍼灸院などでしっかり見てもらう事をおすすめします。

自分の状態にあった運動をしながら、整体や鍼灸などで肩にかかる無駄な負担を減らし血流を良くしていく事で、回復を早める事が期待できます。

2-3回復期

さてここまでしっかり対処をしてくれば、この時期からは痛みもそれほどなく肩の動きもだいぶ良くなっているでしょう。

この時期では、肩の動きをより広げていく事と筋力を戻していく事がメインのアプローチになってきます。

特に肩甲骨の動きや、肩の関節周りのインナーマッスルの機能の回復が重要です。

これも拘縮期と同様に、自分の状態にあった運動をする事が重要ですので、信頼できる先生に教えてもらう事をおすすめします。

また肩回りの局所的なアプローチだけでなく、姿勢や身体の歪みに対する全身に対するアプローチをしていきます。

そうすることで回復を早め、また運動をしていく事による二次的な痛みの予防にもなります。

3五十肩を治りにくくしてしまう対処法

この様にしっかり時期にあったアプローチをしていけば、五十肩は動きも痛みもしっかりよくなります。

ですが、間違った対処をしてしまうと治りが悪くなるどころか、悪化してしまう場合もあります。

その様な事にならない為にも、やってはいけない事もしっかりチェックしておきましょう。

3-1運動方法が間違っている

よく五十肩の運動方法といえば○○といった様に、『アイロン体操(コッドマン体操)』や『棒体操』が指導されたり、ネット上で紹介されています。

これ自体間違ってはいないのですが、「いくらこの体操をしても良くならない」という方もよくいらっしゃいます。

五十肩の治療で重要なのは『時期にあったアプローチ』をしていく事です。

急性期に体操や運動をしても、逆に炎症が悪化したり痛みがきつくなってしまいます。

また、拘縮期や回復期に動かすことは大切ですが、上記の体操や運動があなたに合っているとは限りません。

大切なのは、『時期に合わせたアプローチ』と『あなたの状態にあった運動』をする事なのです。

 

3-2無理に揉んでしまう

痛みが強かったり動きが悪いと、揉んだりマッサージするとよくなるんじゃないかと思われるかもしれません。

しかし急性期の炎症がおこっている状態で肩回りを揉んだりマッサージしてしまうと、炎症が悪化し痛みがきつくなってしまいます。

また、拘縮期や回復期に重要な筋肉に的確にマッサージをする事は効果的ですが、無理にマッサージをする事はやめましょう。

4五十肩になる原因

五十肩になる原因ははっきりとはわかってないと言われていますが、現場で五十肩の方をみていると共通している部分もあります。

そこでここでは、五十肩につながりやすい生活習慣や身体の状態を紹介します。

4-1同じ部位に負担をかけてしまう

  • デスクワークなどで長時間同じ姿勢をとる事が多い
  • 肩を同じ動かし方をする事が多い

この様に同じ部位に負担をかける事が多いと、筋肉のバランスが悪くなり動きのバランスも崩れてしまいます。

その結果、肩にバランスの悪い負担が蓄積され五十肩につながってしまいます。

最近は20代や30代の方が五十肩の症状で悩んでいる場合も多いですが、デスクワークやスマホを使う事が多くなった事が要因と考えられます。

4-2身体の歪み

身体が歪むと、肩・首・背中の筋肉が固くなりこってしまいます。

肩の関節周辺の筋肉は、これらの筋肉と密接な関わりがありますから、筋肉が固くなり動きのバランスが崩れやすくなります。

その結果、肩に負担が蓄積され五十肩につながってしまいます。

五十肩の方はほとんどが肩コリや首のコリ、また頭痛といった症状もあるのはこういった要因が考えられます。

また筋肉が固くなると血流も悪くなるため、関節包(関節を包む袋のようなもの)などが変性し固くなってしまい五十肩につながります。

4-3加齢

年のせいにはあまりしたくありませんが、やはり加齢によって関節包の変性や血流が悪くなったりは起こってしまいます。

ですから、どれだけ関節自体は健康であっても、加齢によって五十肩になる可能性はあるという事です。

ですが、筋肉の固さや血流を改善し、肩コリや首のコリを解消しておく事で、その可能性を低くする事はできます。

「肩コリぐらい…」と放置せず、整体院などで身体の歪みをみてもらったり、自分で生活習慣を見直したりしてみて下さい。

5まとめ

五十肩は放っておいても痛みは無くなりますが、時間がかかりますし動きの制限が残る事が多いものです。

治るまでの間の痛みはきつく、日常生活の動きもかなり制限されるため精神的にしんどくなる場合もよくあります。

しかし程度や時期にもよりますが、今回お話ししたようにしっかり時期に合わせた対処を行えば、治るまでの期間を短縮する事は可能です。

ですので現在五十肩で悩んでいる方は、まずは整形外科や整体・鍼灸の先生に相談してみる事をおすすめします。

最後にはっきり言っておきますが、五十肩はちゃんと治ります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。感謝いたします。

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